同じ土を同じ方法で締め固めても、その
土の含水比によって締め固めの程度は異
なり、締め固めた土の乾燥密度とその含
水比の関係をグラフに描くと凸な曲線と
なる。この乾燥密度-含水比曲線を締め
固め曲線といい、そのピーク点の含水状
態において土が最も締め固まることを示す。

この試験はピーク点の含水比(最適含水比
 wopt )とそのときの乾燥密度(最
大乾燥密度ρdmax)を求めるものである。

土中の間げきに全く空気のない(飽和度
Sr=100%、空気間げき率Va=0%)場合の時、
ρdsat とwとの関係を表す曲線であるゼロ空気
間げき率曲線を締固め曲線の図に記入しておく。

試験結果の利用

締固め試験の結果は、現場において盛り土や路床など締固めた土の品質や施工を管理す
るための基準として利用される。

    締固め度Dcによる規定



締め固め度の一般的標準として
 盛土・・・・・・・・最大乾燥密度ρdmax の85~95%以上 (Dc ≧ 85~95%)
 路床・・・・・・・・最大乾燥密度ρdmax の90~95%以上 (Dc ≧ 90~95%)

施工含水比は最大乾燥密度ρdmaxと締め固め度Dcの得られる湿潤側の含水比の範囲。
自然含水比wnが wopt より乾燥側の土では締め固め度Dcを満足しても浸水時に強
度の減少する恐れがあるので注意が必要である。

土を最適含水比状態にして締固めると、同じ締固めエネルギーで最も合理的に盛土など
の施工管理ができる。土を締固めると空気が追い出され土の間げき部が減少するため土
粒子間の間隙が密となり、粒子の噛み合いによるせん断強さが増大し荷重による沈下や
変形も小さくなる。
  また、透水性も低下し浸水による地盤の軟化・膨張が小さく安定した地盤状態となる。